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植松永次展 [ 土と火 ] が兵庫陶芸美術館で開催されます

Akiko Horiuchi

 
植松永次 森のダンス (部分) , 2016 Photography: 安藤郁子

植松永次
森のダンス (部分) , 2016
Photography: 安藤郁子

展覧会概要:

植松永次展 [ 土と火 ]

2020年12月12日(土) - 2021年2月21日(日)
休館日: 月曜日、12月31日(木)、1月1日(金・祝)
※ただし、1月11日(月・祝)は開館し、1月12日(火)は休館

会場:兵庫陶芸美術館 
〒669-2135 兵庫県丹波篠山市今田町上立杭4

https://www.mcart.jp/exhibition/e3206/


兵庫陶芸美術館では、国内外で活躍する著名な作家を招聘し、若き作り手たちに刺激を与えるとともに、幅広い人々により深く陶芸に親しんでいただくため、2006年より「著名作家招聘事業」を実施しています。第15回となる今回は、土と火を素材としながら、彫刻にも、陶芸にも括りきれないような独創的な作風により、現代美術の領域からも注目を集めている作家・植松永次氏(1949- )をお迎えします。
兵庫県神戸市に生まれた植松氏は、1970年代初め頃、東京の専門学校で油絵やドローイングを学びますが、やがて、自然の材質に惹かれ、より根源的な造形を求めていくうちに、大地とじかに繋がる「土」という素材に魅力を感じるようになりました。そして、「何かを作るとか、表現する事ではなく、土を手に、押したり叩いたりして、手と目で土の表情を感じ、質を確かめる」という行為から、自ずと生まれ出ずるかたちをテーマに制作を始めました。
1975年に滋賀県甲賀市信楽町に移住し、製陶工場で勤務する傍ら、自らの創作活動を深めていきますが、1981年より野焼きを始め、1982年に三重県伊賀市丸柱に住居と仕事場を構えて、薪と灯油併用の窯を築きました。そして、周囲を森林に囲まれた豊かな自然の中で、様々な土の表情を引き出し、作域を広げていきました。
植松氏の作品には、いつも印象的な言葉が添えられます。それは、植松氏の世界観を表わすものです。飄々(ひょうひょう)と、しかし、鋭い視線で世界を見つめながら、今、自身が拠って立つ場所で、周囲の自然と呼吸を合わせながら生きていくこと。そして、そこで見たり、聞いたり、感じたりしたものを、土と言葉とでささやかに創出していくのが、植松氏の創造の世界なのです。
本展では、そのユニークな土との対話方法から、「土で表現すること」の意味を再考し、その新たな可能性を示唆するところを探ります。

 

作家プロフィール:

植松永次

1949 兵庫県神戸市に生まれる
1972 土の質を確かめる事からレリーフを創り、その後、東京でやきものの仕事を始める
1975 滋賀県甲賀市信楽町に入り、製陶工場勤務の傍ら、自らの制作を続ける
1982 三重県伊賀市丸柱に住居と仕事場を移し、薪と灯油併用の窯を焚き、野焼きも含め、作域を広げる
1996 滋賀県立陶芸の森アーティスト・イン・レジデンスのゲストアーティストとして制作
2007 植松永次 陶芸展 土の形(伊丹市工芸センター、兵庫)
2009 植松永次展 土・火-根源へ(小海町高原美術館、長野)
2015 第10回パラミタ陶芸大賞展(パラミタミュージアム、三重)
2016 植松永次展 兎のみた空(京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA)
革新の工芸―“伝統と前衛”― そして現代(東京国立近代美術館工芸館)